ヨガの歴史は長そうですが、いつどのように始まり、現代に至るのでしょうか。

今回は、ヨガのルーツをたどっていきましょう。

思いがけない、ヨガの新たな一面が見つかるかもしれません。


1.ヨガのルーツ、いつ生まれた?

ヨガのルーツは、約4000~5000年前のインドにあります。

当時のインドは、世界4大文明のひとつであるインダス文明の時代でした。

インダス文明は、他の世界4大文明と比較しても謎が多いままで、神秘の文明として知られています。

後年発掘されたモヘンジョ・ダロ、ハラッパーの遺跡では、興味深い印章が見つかりました。

それはヨガの坐法を組んで瞑想しているような様子を模様にしていました。

このことから、当時すでにインドの原住民の人達に、瞑想をおこなう習慣があったと考えられています。

このようにヨガのルーツは古代にさかのぼるものなのです。


2.ヨガのルーツ、ヨガの意味は?

ヨガとは、サンスクリット語の「ユジュ」から派生した言葉です。

これは元々は、「牛や馬と車をつなぐ軛」、「つなぐ、調和、統合する」という意味があり、ヨガは、自分自身の心を神のエネルギーとつなげるということです。

万物と調和する心を作ることがヨガの意味で、その方法として瞑想が考えられるようになりました。

心の動きをコントロールする鍛練をおこなうことにより、苦しみから解放されることを目的にしています。

そのルーツは、ヒンドゥー教だけでなくシャーマニズム、ジャイナ教、仏教などに渡ります。


3.ヨガのルーツ、現代のヨガのポーズにどうつながった?

古代インドですでに始められていたヨガは、瞑想を中心にしたものでした。

現代でも瞑想は残っていますが、瞑想は座禅を組み目を閉じ、静かに無の境地を作り上げるものです。

しかしながら、シンプルな作業ではありますが奥深く、なかなか一朝一夕に達成しうるものではありません。

古代の人達も瞑想の難しさを感じ、ヨガの姿勢に着眼点を向けます。

そして最小限の力で姿勢を正すことにより、心の乱れを整えようと考えました。

これが初期におけるヨガの形です。

ここに体位法であるアーサナと呼吸法のプラナヤーマを取り入れたハタヨガが誕生するのです。

アーサナは、坐法、ポーズでもあります。

体を動かすことにより、心の調子を整える方法のことで、元々は「坐」という意味があります。

ハタヨガの発展により、様々なヨガのポーズになりました。

現在のヨガの大半は、このハタヨガの流れを汲んでいるといわれています。


4.ヨガのルーツ、ハタヨガはどんなヨガ?

ハタヨガには「力強いヨガ」という意味があります。

西暦1000年頃に、ゴーラクシャを中心に作り上げられ、肉体を浄化し鍛練によって強くすることで、自己超越を目指すものです。

ハタヨガの三大教本は、「ゲーランダー・サンヒター」、「シヴァ・サンヒター」、「ハタヨガ・プラディーピカ」です。

このうち「ハタヨガ・プラディーピカ」はハタヨガにおける最古の文献で、14世紀にスヴァトマラーマによって書かれたとされています。